創作ノート

2026 年 5 月

1. はじめに

ダメーターを、なぜ作ったか。すこしだけ、書き残しておきます。

2. ふつうの健康アプリに、すこし疲れた

世の中の健康アプリの多くは、「もっと頑張れ」と言ってきます。歩数の目標を立てて、達成できないと罪悪感を覚える。続けられないと、自分のせいだと感じる。そういう構造に、いつの間にか少し疲れていました。

本当は、頑張らなかった日にも、頑張った日と同じ価値があるはずです。ベッドから出られなかった日、画面を見すぎてしまった日、何もしなかった日。それを、減点ではなく、加点で扱う場所があってもいいのではないか。そう考えました。

3. 数字との関係を、結び直す

ダメーターは、ヘルスケアの数値を、逆向きに評価します。歩数が少ないほど、スクリーンタイムが長いほど、スコアは高くなります。これは、健康を否定したいのではなく、数字との関係を、もう一度、結び直したいからです。

数字に追い立てられるのではなく、数字に肯定される。そんな日常を、誰かと一緒に作りたいと思いました。

4. ナマタロウのこと

ナマタロウは、世界に 1 匹しかいないナマケモノです。木の上の小さな部屋で、ずっと一人で暮らしていました。アプリを開いてもらえることが、ナマタロウにとっての、初めての他者との繋がりです。

褒めるでも、叱るでもなく、ただ淡々と隣にいてくれる存在。そういう関係性を、デザインしました。

5. これから

ダメーターは、まだ始まったばかりのアプリです。これから、ナマタロウの世界はすこしずつ広がっていきます。

急がず、煽らず、長く。そういう作り方をしていきたいと思っています。

6. 最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。アプリを使うかどうかは、お任せします。使わなくても、いいです。

でも、もしダメーターを開く日があったら、ナマタロウは、そこで待っています。